2013年6月3日月曜日

断片素材→構築→ミニマル→飽和状態→解体→構築→ミニマル

Thom Yorke - Ingenue Live Jonathan Ross Show



すんばらしい〜
想像なんで違うかもしれないけど、
atoms for peaceのアルバム内のIngenueのバージョンを聞けば分かるけど、thomが一回アコースティックでギターとかピアノで曲のアイデア作って(それ自体素材でまとまっていない)、それを一回ナイジェルとミニマルにまとめる。そしてフリーとかジョーイを呼んでスタジオでセッションして一回そのアイデアをより音楽的な状態にもっていって飽和状態にして、そして録音したパーツをかき集めてぶちこわして
またナイジェルとトムのエディットよってミニマルな洗練されたサウンドに落とし込んでいる。音数的な意味でも、本来の音楽的な意味でも。

断片素材→構築→ミニマル→飽和状態→解体→構築→ミニマル みたいな。言い換えると Remix → Remix → Remix → Remix →Remix....みたいな。曲を研磨していく作業とはちょっと違う。曲を何度も再製させて、可能性を内包させるという意味が一番フィットするかなー

僕の場合もそうだけど、一人で作ってるときも人と作っているときもそれが当てはまって、音数やアンサンブル効果を最大限に増やして、あとは減らして行く作業に着地するんだけど、ちょっとそれとは全然内容も効果も違う。。一人だから。。



なんだろ、アプローチが複雑だからatoms for peaceは聞き込みやすいというか、一回一回聞くと違う印象になってくるというか。一見簡単なサウンドに聞こえるけど、作っている行程を同時に想起すると完全に聞き方が変わる。

まあドラムンベース、DJっていう性質上仕方ないのですが、僕はずっと18ぐらいから10年間ぐらい1人で曲を作ってきているので、近い将来というか予算や基盤が出来たら、完全にこういう作り方をしたいというめっちゃ憧れを持つようになった。。それは単純に1人より2人、2人より3人の方がいいよね!っていう話じゃないです。例えばスタジオで大人数でせーのでいちから一緒に曲を作って行くっていうめんどくさい作業じゃなくて(ほんとにめんどいから嫌だ。。)

今深くは言えないけどこれに近い作業(人のアイデアを僕というフィルターを通して何回も曲を構築して壊して構築する作業)をしていて、まだ全然出来ないけどなんとなくhow toが分かって来たというか。極端に言ったら一年前に作った曲を一年後にもう一回作り直す感覚というか。

すごい感覚的な話だから感覚的な内容のブログになってしまって意味不明かもしれないですが。。。。。



最後にいつも通り話変わって申し訳ないんですが、音楽って色々なアーティストやバンドに影響されあって形成されていくと思うんですけど、それを繰り返して行くと、それっぽくない音になってくると信じている自分がいます。それっぽくない音って、前にもブログで書いた 例えばDanny Breakっぽいとかトムヨークっぽいとかジェームスブレークっぽいとか、ビートルズっぽいとかそういう意味です。http://heavy1tokyo.blogspot.jp/2013/05/beat-biter-danny-breaks.html 





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