2011年4月3日日曜日

ドラムンベースの作り方 - Kick , Bass 編

べろさんに触発されて、僕のTipsを。
自分も若輩ですが、若いプロデューサー達が参考にしていただければ幸いです。
こういう機会がないとやらないで。。
あとかなり我流なので、参考にならなかったらすいません。


まずはBassから

最近の曲は全部シンセで作っているのですが、
Bassという概念を知るにはこの作り方が一番早いかもしれません。

まずは未加工の音源から


Heavy1 bass tip un edit by DEEPFLOW FM TOKYO

聴いての通り、ただのKickサンプルです。

このKickサンプルを激しくEditして
Bassにします。

Heavy1 bass tips edit by DEEPFLOW FM TOKYO

Bassはだいたい110Hzから31Hzぐらいで鳴る音で
それ以下は人間の聞こえない音になって、感じなくなります。
Hzというのは昔のCDコンポや、カーステレオとかでよく
イコライザーというのがついてまして、それを想起するとわかりやすいかもです。



↑こういうやつ

なので順番的にはまず

1. イコライザーで極端にその音域をあげまくる

2. サンプラーのADSRの制御信号を激しくエディット

3. もともとKickの音源なので125Hzぐらいをイコライザーでえぐる。

4. 少しリバーヴをかけてあげる。

5. コンプで音圧を微調整

6. フィルターで微調整


ざくっと言えばこんな感じです。

2番のADSRとは(Wikipediaから)
Attack 立ち上がり
演奏開始からその音声の最大音量に到達するまでの時間を設定するパラメータ。0秒に設定すればいきなり最大音量になり、ピアノやギター、或いは打楽器の音声と同じになる。
Decay 減衰
Attackで到達した最大音量から、Sustainレベルに移行するまでの時間を設定するパラメータ。
Sustain(減衰後の保持)
Decayの後、演奏が続いている限り出る音量を設定するパラメータ(これだけは時間的変化ではなく量の設定パラメータとなっている)。
Release(余韻)
演奏を終了した(鍵盤の鍵を離した)時点から、音が鳴り終わるまでの時間を設定するパラメータ。

って感じです。


わかるかな。。。

昔のドラムンベースのプロデューサーは808のKickを使って
Bassを作っていたそうです。
なんでそれで歪んでいたかというと
ミキサーを通して赤点にして(音が割れる?っていう状況)
それを再サンプルしていたそうっす。

ちなみにこんな感っす。

Heavy1 bass tips hizumi by DEEPFLOW FM TOKYO

J majikのyour soundがたぶんこういう作り方でBass作っていると思います。



たぶんこのころのプロデューサーは全員そうかも。。

推測なので、間違っていたらすいません。


次にKickです。

よくへびわんKickどうやってやってるの?って聞かれるんすけど、、
うまく口では説明できないので、この機会に。

特に今のNu skoolのドラムンベースアーティストが
こぞって競うところです。

Kickは僕のトラックの特徴的なところで、かなり命削って作ってます。


まずは未加工の音源です。

Kick un edit by DEEPFLOW FM TOKYO


聴いての通り、ただのKickサンプルです。

このKickサンプルを激しくEditして
自分のKickにします。

Heavy1 Kick edit by DEEPFLOW FM TOKYO


1. Kickの音源なので125Hzぐらいをイコライザーで少しあげる。

2. Bassさんの邪魔にならないようにBassさんの音域(Hz)をイコライザーで少し削ってあげる。

3. 開始無、終わりなしのゼロディレイをかけてあげる。

4. サンプラーのADSRの制御信号を激しくエディット

5. コンプで音圧を微調整

6. フィルターで微調整

7. 少し遅れた位置で低音域のKickをいれてあげる(Attack削り済み)


ざくっとこんな感じです。

7番に関してはこれをいれてあげる感じです。

Heavy1 sceret kick by DEEPFLOW FM TOKYO

なんというかグルーヴがでます。。


うまく説明できたかどうかわかりませんが、
参考にしていただければ幸いです。

あとは僕の曲でも買っていただいて、参考にしていただければ幸いっす(宣伝です)。


http://www.beatport.com/search?query=heavy1


あー、マジ疲れたっす。。


へびわん

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